大企業勤務で成長実感が持てない理由は?成長する方法も併せて解説!

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Aさん

大きな会社に勤められて、世間的な評価は悪くない。けれども、本当にこのままで成長できているのだろうか?
自分のキャリアはこの先大丈夫だろうか?

大企業ので働いている、と言うと「一生安泰だね!」「良い会社に入ったね!」と声をかけられることも多いと思います。

ただ、安定した肩書とは裏腹に、
・同期はもっと活躍してるのになぁ
・友達はベンチャーでバリバリ活躍してるのになぁ
と、言いようのない焦りや物足りなさを感じてしまう方は少なくありません。

このモヤモヤは、あなたの能力のせいではありません。
多くの場合、大企業特有の「環境」と「構造」が、成長実感のストッパーになってしまっているのです。

本記事では、大企業勤務で成長実感が持てない構造的な理由を徹底解説します。そして、あなたの現在の状況や、周囲の環境を客観的に見極めた上で、「実感の伴う成長」を手に入れる具体的な方法についても解説します

せっかく大企業という恵まれた環境に身を置いているのですから、その強みを最大限に享受しつつ、あなたのキャリアを次のステージに進める成長も同時に手に入れましょう。

この記事を読んで分かること
  • 大企業で成長実感を持てない理由
  • 今の自分の客観的状況
  • 大企業で成長する方法
こんな方に読んでほしい
  • 大企業で成長したいけれど、成長実感がない方
  • 大企業で働いているのに、どこか不安を感じる方
目次

大企業勤務で成長実感が持てない理由

大企業という環境が生み出す構造的な原因からくる理由を掘り下げていきましょう。

全体像が見えにくい分業制

大企業の多くは事業の効率と専門性を高めるため、業務が細分化された分業制が敷かれています。それゆえ、他社には真似できない事業を展開できています。
あなたは与えられた領域で高いレベルの業務をこなしているはずです。

しかし、自分の仕事が
・大きなプロジェクトのどの部分を担い
・最終的に顧客や市場にどのような影響を与えたのか
という全体像が見えにくいというデメリットが生じます。特に顧客から遠いポジションで働く人は特にビジネスのインパクトを感じにくいでしょう。

仕事は完了しても、プロセスの一部しか見えていないため、「自分の手で成し遂げた」という達成感や、成長を実感しにくいです。

執筆者

私自身、研究開発や新規事業探索に取り組んできましたが、アーリーな段階であればあるほど、なかなか先の見えない中、模索していました。

効率化された仕事から来る創造性不足

大企業では、業務が標準化・システム化され、効率が徹底的に追求されています。
事業推進の観点ではとても良いことですが、自分で課題を設定し、解決策を創造する機会が減ることも事実です。

結果として、仕事は楽になったとしても、創造性が求められる場面で「自分は停滞している」と感じてしまうのです。

執筆者

真面目な人であればあるほど、改善はできるけど、創造ができない、ということは多いです。これは自然なことですね。

成果に見合わない評価や給料

今期は自分なりにちゃんと成果を出せたと感じていたとしても、
・評価は案外高くなかったり、
・評価は高くても給料に反映されていなかったり
した人もいるのではないでしょうか。

これも大企業の取り組むビジネスの特性上です。
1人が成果を出していたとしても、ビジネス規模が大きいがゆえ、成果がビジネスに反映されにくかったり、同僚の成果も考慮に入れざるを得なかったりします。
上司に「なんでこんな評価なのか」と問いかけても、構造上の問題ゆえ、上司はどうすることもできません。

成果が報われないと、自分の成長が本当のものなのか、と疑ってしまいます。

難解な課題・ミッション

大きなビジネスの実現を目指すため、課題やミッションは規模が大きく、解決に数年かかるような複雑で難解なものが多くあります。

難易度の高い仕事への挑戦は間違いなく成長の機会ですが、その一方で「短期的な成功体験」を得るのが難しくなります。努力してもすぐに結果が見えず、一歩一歩の進捗実感が薄れてしまうため、「自分は停滞しているのではないか?」と感じやすくなります。

給料は上がっていくのに具体的な成果を出せていないと、「この会社でしか働けないのではないか?」と不安にも感じるでしょう。

給料よりも成果・成長を求める人にとって、この進捗の遅さは大きな焦りの原因となり得ます。

執筆者

もちろん業種にもよりますが、事業アイデアが本当にビジネスになるまで数十年かかる場合もあります。最近はビジネス化の速度は早まってきてはいるものの、製造業などでは時間がかかることも多いです。

大企業で働いて気づかず身に付くこと

「成長実感」は少なくても、実際には「成長」しています。大企業で働くことで、実は素晴らしいスキルや知識を身につけられるんです。自然とやっていることが、他の企業では重宝されることもあります。客観的に自分のスキルを棚卸ししてみましょう。

仕事の基本的・効率的な進め方の習得

地味だけれど、とても重要なポイントです。大企業で働く人は当たり前の基準が高いため、仕事の基本的な進め方が、すでに効率の良いものとなっています。例えば以下のようなことです。

  • フォルダ名のナンバリング
  • 報連相の習慣
  • エクセルの関数の使い方
  • スライドデザインや1スライド1メッセージの原則

当然のこととしてやっていることだと思いますが、全員が効率化された仕事方法を実践してるがゆえ、気づかないことも多いです。

執筆者

私も転職して、え?これって普通じゃないの?と思うことを褒められることもありました。

ビジネスマンとして、当然でしょ?と思うことは、場所が変われば重宝されることもあります。

難しい課題に対する思考力

仕事のレベルが高いということは、仕事の目利きができる人も多いということです。そのため、取り組む仕事に対して論理的な説明を求められる場面が多くあると思います。

このようなときに、ちゃんと論理的に考えられるということも身に付くスキルです。

なぜ?どうして?この場合は?と問われることも多いでしょう。そして大概が、誰も説明できないとても難しい課題に対して問われていると思います。

こういった「難しい課題に対する思考力」も身に付くスキルです。思考の枠組みを身につけ、多くの人が分かる説明ができるということはどの企業においても必要なことです。

仕事が効率化されているがゆえ、考える時間がある、考える仕事に取り組めるという背景も実はあります。小さな会社だと単純作業や事務作業も必要となり、考える仕事に取り組みにくいのが実情です。

専門的な知識

メーカーであれば、その商品周りに対する専門知識、金融系であれば、社会情勢やビジネスに対する知識など、仕事に取り組んでいれば身に付く知識も多いです。

規模の大きな仕事に取り組んでいると、必要な知識も増えてくるため、知識の専門性も高くなります。そして、一緒に働く同僚の知識レベルも高いです。

専門知識がそのまま使えることもありますし、もう少し一般化した原則となるような知識はもちろん、他の企業でも活用できます。

会社内では当然の知識として活用されているものの、外から見るとレベルの高いことが多いです。

ベンチャー勤務とは成長の仕方が異なる

大企業ならではの特徴を説明してきました。ここでベンチャーと対比して考えてみましょう。

ベンチャーで働く大きなメリットとして、「どんなことでも経験が積める」という点があります。ここからも、大企業とベンチャーの違いがはっきりわかります。では、ベンチャーで働くメリットの背景を考えてみましょう。

ビジネス規模が小さい

大企業のような数百億規模のビジネスに関わることは難しいかもしれませんが、数億規模、数千万規模くらいの事業であれば、どんどん取り組むことができます。

ビジネス規模が小さいため、トライアンドエラーがしやすい。それゆえ、ベンチャーでは多くの経験を積むことができます。

また、ベンチャーでは失敗してもそこからなんとかする、という気風のところが多いです。大企業だと、なるべく失敗のリスクを減らしに減らし、失敗しそうならその前に辞めるという経営判断がされることが多々あります。このような違いも、経験を積む機会の差につながってきます。

カオスな環境で大きいことも小さいこともたくさん

ベンチャー企業では、大企業のように決まった役割や仕事以外にも、取り組まなければならないことが多くあります。社員全員で事業をなんとか前に進める、ということから、大きな仕事も小さな仕事も入り乱れて取り組むことになります。

よくベンチャー企業で求める人材として掲げられる「変化を楽しめる人」、これがまさしくこのような状況を楽しめる人ということです。

腰を据えてじっくり取り組む、というのとは少々違うでしょう。目まぐるしい環境変化に置かれるということも、経験の1つであり、大企業ではなかなか積めない経験となるでしょう。

大企業に勤めながら成長する方法

大企業とベンチャーの比較をして、違いが明確になったでしょう。その上で、大企業に勤めながら成長する方法をみていきます。

自分の仕事を棚卸し、自分の充足不足を確認する

まずは自分がどういう仕事をしてきたか、しているかを書き出して見直してみましょう。冷静に見直すと、意外とたくさんの経験をしてきて、身につけてきたことも多くあると思います。

冷静に見つめ直した上で、自分が求められていることはどういうことか、何をすればこれから成果を出せるのかを考え取り組むことで、やることが明確になります。

やることはわかってるけど、それでも成果は出ない、という方は、次の項目に取り組みましょう。

1つ上の立場で仕事をする

担当者レベルから、リーダーレベル、マネージャーレベルで仕事をしてみましょう。
もちろん、プレイヤーの人はプレイヤーの仕事を実際し続けなければなりません。ただ、もう1つ上の立場に立ちながら、自分の仕事をすることで、今求められること、これから求められることが見えてきます。

上司と意見が合わない場合でも、実は今求められていることは「やり過ごすこと」と気づくかもしれません。
自分を冷静に見つめ直す1つの方法とも言えますね。

社外にも目を向ける

大企業には優れた制度がたくさんあることが多いです。給料や福利厚生はもちろんのこと、年金・退職金や借上社宅、付加給付など、金銭面のサポートが充実しています。また残業についても比較的少ない場合も多いでしょう。

会社内での停滞を感じている場合は、社外に目を向けると新たな視点が得られます。

これは転職だけを指しているわけではありません。副業を始めてみたり、大学院に通ってみたり、はたまたビジネスを立ち上げてみたり、そのきっかけになるとなるような出会いや発見をしてみましょう。

毎日会社に通い、休みの日は趣味、という時間の過ごし方も良いですが、仕事と趣味の間となるようなことに時間を使ってみるのも良いです。

大企業だからこそ、大きなことに取り組める

ビジネス規模の大きさは、他に代え難い大企業の特徴です。
全てを指揮したり、マネジメントする立場でなくとも、個別プロジェクトを回すのにはスキルや能力が必要です。そして社会に及ぼす影響はとてつもなく大きなものとなります。

たとえ仕事内容が部分的であったとしても、エンドユーザーのことを考えると、少なからずやりがいは感じられると思います。

BtoBの会社であればその意識が薄れてしまいがちですが、ぜひ今一度、その影響力を確認んしてみましょう。

ベンチャーに転職するのはあり?

それでもやっぱり、ベンチャーで働いてみたい、もっといろんな経験を積みたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

ベンチャー企業に転職するのももちろん個人の自由です。その上で、事前に注意するべき点は、「仕事のスタイル」と「給与及び給与に該当する制度」です。

注意ポイントその1:仕事のスタイル

先ほどの通り、カオスな環境でも働けるということを自己分析を通して確認しておきましょう。

社内の人間関係は会社によってそれぞれですが、仕事内容が幅広いというのはベンチャーや中小企業に共通しているでしょう。仕事の効率も十分ではないかもしれません。システムもない場合も多いです。

思ったよりやることが多い、やりたいことができない、ということはないようにしておきましょう。

注意ポイントその2:給与及び給与に該当する制度

大企業は月々の給与に加えてボーナスもある程度の金額が保証されていたり、いろんな補助があったりと、普段気づきにくい保証があります。

ベンチャーだと、年収が下がることも多いですし、その他制度も大企業と比べれば劣ることも多いです。

事前にお金をためておく、資産形成しておくことは転職のハードルを下げることにも繋がりますね。

やるべきことは目の前の仕事で成果を出すこと

安定している環境に身を置いてるからこそ、このままで成長できるのかなという悩みが生じるのは自然なことです。

未来に目が向いていることも知的能力が高い故だと思います。ただ、未来に目を向けるのと同じくらい、現在に目を向けることが重要です。

今の仕事で成果を出せているか?成果を出すための行動はできているか?行動をとるための学びを得ているか?今一度自分の仕事を見直し、取り組み方を考えてみましょう。

新しい行動をとることで、成長実感を得られることも多いです。仕事で成果を出す方が転職も有利に進みます。

成果が出せていない方は、まず小さくても良いので成果を出していきましょう。

まとめ

今回は、大企業で成長実感を持てない理由と大企業で成長する方法をベンチャー企業の特徴と比較しながらお伝えしました。

まずは目の前の仕事にしっかり取り組み、今の自分を見つめ直してみましょう。成長実感を得る方法は多くあると思うので、何か1つでも見つかると幸いです。

そもそも、今の仕事がなんか違う、自分の大切にしていることを全く重要視されていないという場合は、会社を離れる選択も良いです。今はそうでなくとも、そのための準備として、今の会社でしっかり成果を上げておきましょう。そうすれば、いずれ光が見えてきます。

皆さんのキャリアに光が射すことを願っています。

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この記事を書いた人

現職:人事制度コンサルタント
京都大学卒業後、大手素材メーカーにて研究開発、マーケティング業務に従事。特許出願ならびに新事業の立ち上げに尽力。社内副業や希望異動も積極的に活用。
働く喜びを感じる組織、個性を伸ばす個人を実現するため、キャリアチェンジ。

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