「大企業の歯車」で終わらない、組織のルールを守りながら「個性」を武器にする戦略

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「待遇は良いけど、与えられたミッションに取り組むだけで良いのだろうか?」
「漫然と仕事しているけど、もうちょっと自分らしさを発揮できないだろうか?」

大企業の組織体において、「上司の意向に従うこと」が昇進においては実質的に重要です。
ただ、「もっとこうしたら良いのに、、」「別の方法があるのでは?」と思うこともあるでしょう。
上司に従うことと自分なりの考えを天秤にかけたうえで、大企業では「個性」は邪魔だと思っていませんか?

VUCA時代において、組織にぶら下がるだけの方がリスクが高いのも事実です。自分にしか出せない個性や強みを活かすことが資本主義社会での今後の生存戦略となります。

この記事では、大企業で組織のルールを守りながら「個性」を武器にする現実的な戦略をお伝えします。

この記事を読んでわかること
  • 大企業で個性を発揮する方法
  • 個性を発揮する手順
こんな方に読んでほしい
  • 自分の個性や強みを仕事で使えていない方
  • 自分の思うように仕事をしたい方
目次

仕事で「個性」を発揮するというのはどういうことか

はじめに個性を発揮することの定義づけをします。個性を発揮することは、自分の我を突き通すことや、わがままをいうことではありません。大きく、以下2つに分類することができます。

  • 決められた仕事に対しプロセスで個性を出す
  • 成果や仕事を自ら定義し、仕事全体で個性を出す

前者は与えられた仕事で個性を発揮する、後者は個性を発揮できる仕事を作る、ということです。

前者は工夫でなんとでもなるものの、後者は会社によっては難易度が高いです。1つずつ詳細を見ていきます。

決められた仕事に対しプロセスで個性を出す

「決められた仕事」というのは会社から与えられた仕事、ということですが、ここも2種類の形に分けられます。

  • 達成すべき成果が決まっていてプロセスが比較的自由な場合
  • 成果を出すための仕事の取り組み方が決まっている場合

プロセスが比較的自由な場合

仕事のやり方に大きな制限がない場合は、仕事のやり方・プロセスにおいて強みや個性を発揮しましょう。おそらく、この状態の方はすでに個性を発揮していることと思います。

重要なことは、プロセスが自由な仕事もあるということです。プロセスに不満がある方が異動や転職を考える場合は、プロセスの自由さが選択の重要な判断軸となるでしょう。

執筆者

研究職や企画職など上流の仕事だと、比較的自由なことが多いですね。
ただし、若いうちは下流の仕事を担当することが多いのが現実です。

仕事の取り組み方が決まっている場合

この場合、「プロセスの習得」に個性を発揮します。

例えば、考えるよりも手を動かす、行動することが得意な人を例に考えます。企画を考えるという仕事に取り組む場合、頭だけ使って考えても、前に進まないことが多いでしょう。
こういう人は行動する強みを活かし、企画の例を探す、フレームワークを使う、など、実際の行動に落とし込むことで、考えるということを別の形で実現することができます。

一見自分の苦手なことを仕事で取り組まなければいけない場合も、別のアプローチで仕事を形にすることができます。

ここで注意ポイントなのですが、仕事に対して直接個性を発揮できる人の方が、スキルを身につけるのが早く、伸ばしやすいのが現実です。

なので、会社に残る主軸が自分にとって苦手なスキルとなってしまう場合は、一生そのスキルと付き合わなければなってしまうため、異動や転職によって職種を変えることをおすすめします。

成果や仕事を自ら定義し、仕事全体で個性を出す手順

イントレプレナー、新規事業立ち上げなど、自分で役割を作り出すような場合は、会社を説得する必要があります。また、ミッションとして与えられている場合は別として、本当にゼロから始める場合はその難易度が格段に上がります。

以下では少しでも個性を出しやすくするための手順を紹介します。

信頼貯金を作る

まずは本業で「あいつはやる」と思わせることです。言われたこと、頼まれたことはきっちりやる。仕事以外の面もきっちりしている。印象が良い。こういったことの積み重ねが、「任せても良いかな」と思ってもらう動機となります。

身近な人の信頼貯金を作り、あなた自身の言動に価値を持たせるようにしましょう。

執筆者

普段の仕事ができない人に、新しいことをさせようと思わないの上司です。

小さく始めて、事実を作る

いくら信頼貯金を貯めれていたとしても、いきなり「予算500万円用意してください!」と言ってもOKをもらえないでしょう。

始めから大きく取り組んでもギャンブルになってしまいますし、周りの方も大丈夫?と思ってしまいます。

なので、まずはアンダーグランドで小さく始めて、小さな結果を作りましょう。本当に小さなことで良いです。少額のお金でできる、既存の道具でできることで実行が良いでしょう。

そうした結果の集合体が、上位の人を動かすものとなります。

大きな絵(ビジョン)を描く

小さな結果を集められたら、将来的にどうなるか、大きな絵=ビジョンを描きます。特に大企業だと、5~10年くらいで数十億規模のビジネスにならないものは、事業として認めない場合もあります。(ここはビジネススタイルによりますが、1つの事業規模の大きい会社はその傾向が強いです。)

将来的に、いくらのビジネスになるのか、なるべく大きく描くようにしましょう。この時に、会社の既存のビジネスと関連づけられるとより上位者を動かしやすいです。

執筆者

私の場合、前職では特にここが重要でした。
嘘ではないけど、大きめに絵を描くこと。真面目に考えすぎないようにしましょう。

身近な人に話し、最初の「共犯者」を作る

今までのことを一人で実行することもできますが、大変なことがほとんどです。実行面でもメンタル面でも支えとなるような、共犯者=仲間を作ることで、推進しやすくなります。

ここで信頼貯金が生きてくるということです。仲間も信頼残高が高い人であれば、さらに仲間を集めやすくなり、上位者の信頼も得やすいです。

また、まず周りに話すことで、先ほどのビジョンについても意見をもらうこともできます。自分のやろうとすることを邪魔するドリームキラーではなく、応援してくれる人に話すようにしましょう。

個性を発揮するためには、調整力と実行力が必要

以上から分かる通り、大企業で自身の役割を作り出す、個性を発揮するには「調整力」と「実行力」が必要です。強烈な個性が必要だと思われがちですが、実際は地道な努力が必要というわけです。

また、強烈な個性で、「大企業でこんなことをやっています!」と話す人もちらほら見かけますが、そういう人は社内からは白い目で見られていることも多々あります。好きなことはできているとしても、今後昇進できるか、周りから認められているかはまた別の話です。

一方で世の中の起業家を見ると、調整力がない人も多く、個性と実行力で突破し、イノベーションを起こしている人が多いです。これが大企業でなかなかイノベーションが生まれていない構造的な原因でもあります。

執筆者

会社に頼らず自分で起業するのも立派な選択肢の1つです。事業を立ち上げる手順は先ほど紹介したものと同じですので、チャレンジしたい方はぜひ!

まとめ:大企業こそ個性の実験場である

リソース(人・金・情報)が豊富な大企業で、自分の個性を試せるととても充実した会社生活になります。

そのためには調整力と実行力を身につけ、自分の個性を発揮できる場面を見つけましょう。こういう小さい行動の積み重ねが、自身の社内ブランディングとなります。

自分のブランドを作りあげ、そのブランドを活かさざるを得ない環境を作ってしまいましょう!

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この記事を書いた人

現職:人事制度コンサルタント
京都大学卒業後、大手素材メーカーにて研究開発、マーケティング業務に従事。特許出願ならびに新事業の立ち上げに尽力。社内副業や希望異動も積極的に活用。
働く喜びを感じる組織、個性を伸ばす個人を実現するため、キャリアチェンジ。

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